Oak table 製作過程

  

作業工程:吸い付き蟻棧

長さ3.6m、巾95~100mm、 厚さ50mmのナラの一枚板です。こ こでは裏側にそり、割れを防止する為の吸い付き蟻桟を仕込んでいます。見えているのは脚受けを兼ねた大きい方の桟です。手前端寄りにもう少し小振りな桟がつきます。

行程:吸い付きあり棧ー小

手前の細い桟は、割れの左右が目違いにならないようにする目的で入れます。

行程:補強棧の取り付け

天板の補強桟を取り付けて縦方向の反りやたるみをふせぎます。これで裏側の補強完了。

ひび割れ.1/crack.1 ひび割れ.2 / crack.2

 

一枚の板には、乾燥中に出来てしまう様々なひび割れが現れます。

ひび割れ補修

これらの割れに薄い板を縦や横に埋め込んで塞いで行きます。写真は薄板に接着剤を付けて入れたところです。大変根気のいる作業です。

工程:ひび割れ補修.2 工程:.ひび割れ補修.3

 

枝の付け根や古い枝のなごりの箇所です。接着剤がはみだしていますが、2ヶ月程すると茶系に変色するので今は我慢です。

工程:ひび割れ補修.4-ちぎり

すき間を埋めた後でこれ以上の割れをふせぐためちぎりを入れます。本当はもっと濃い色の材を使いたかったのですが、手ごろなものがありませんでした。しかしこれはこれでなかなか面 白い仕上がりです。

天板表側完成

天板表面完了です。

足回り部材加工完了

脚周り部材加工完了。