08年度父親木工講座第4回 09/1/25

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脚廻りの完成です。はみ出した接着剤を洗う場所がたくさんあって、たいへんでしたね。

組み立てまでの準備

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前回までに組んでおいた棚口(引き出し回りの枠にあたる部品)と仕切りのちり(目違い)を払います。これはさすがにサンドペーパーでは大変ですから、楓舎主人の鉋を使ってもらいました。これもはじめての道具ということで、コツをつかむまでが大変でした。s夫人はご主人に盛んにハッパをかけます。kさんは黙々と取り組みます。

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今度は長手を仕上げます。

こちらのほうが鉋の使い方を覚えるには適しているようです。鉋がらがきれいに出るとやはり気持ちがいいですね。この感じは一日中やってみるとかなり身に付きますが、そうも言ってられないところにやや消化不良が残ります。

それはおいといて、皆さんなんだかとても職人ぽく見えますねー。

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次に貫の通しホゾの頭を脚の側面と同じ高さに仕上げます(ツラに仕上げる、ツライチにする、と私たちは言っています)。

先に鋸で出っ張りを切り落としておいてから、最後のちりを鉋で仕上げます。木口の鉋がけは木肌をかけるのとはまた違う感覚です。より強い力が必要なだけではなく、ひき方も柔らかくかつ鋭く、といったむずかしさがあります。力加減が必要なところを体験していただいたことが、最大の収穫です。

それでもなんとかかんとかかっこはつきました。鉋の刃ががたついたところなどは、最後にペーパーで仕上げておきます。

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さあ、いよいよ組み立てです。

接着剤の付け方、量、から始まってはたがねで締めていく時の手順など、これは相当混乱したことが多かったと思います。はたがねを当てるところには必ず当て木を使います。はたがねが食い込んだところは、修正しきれない場合が多いですし、修正できたとしても大変な手間がかかります。

全体を締めたあとで、各接合部のつき具合、脚の上と下の寸法違い、角度、等の点検をします。狂っている時ははたがねの掛け方を変えて調整します。

最後はなんといってもはみ出した接着剤を徹底的に洗います。特に接合部の入り隅(凹部の角)は念入りに点検して洗っておかないと、塗装が乗らずにとても汚らしく見えてしまいます。

はあ〜、おつかれさまでした。

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