楓舎小屋便り

2019/7/18

安倍政権の暴走を、まだ許すのか。

参議院選挙の投票日が近づいています。

この選挙の重大さを少しでも認識できれば、棄権するという選択はありません。なぜかといえば、この6年余り安倍政権は何をしてきたのか。

 上記は大きな反対があったにもかかわらず強行採決で成立させた違憲ともいえる法律です。 これらはこれまでの日本の方針を転換させる重大な事案です。他にも武器輸出三原則の転換、水道法、種子法、カジノ法等〃、日本を徹底的に破滅させるとしか思えない多くの法律を作りました。また、もりかけ問題のような権力を私物化した事件も十分説明したとは言えません。

 そうじてアメリカと大企業のためにだけ権力を使い、それらを規制するはずの憲法に至ってはこれを「恥ずかしい憲法」と言ってはばからず、まったく憲法などないかのような振る舞いばかり行ってきました。長期の権力は腐敗する、を絵に描いたような政権です。ただ腐るのではなく、このままでは確実に日本を破滅させるための行動を加速させることでしょう。このまま、この権力を私物化し腐敗臭紛々の安倍政権の暴走をまだ肯定し続けるのか、それともここでストップさせるのか。今度の投票は、何よりここが一番のポイントです。

 このまま安倍政権のやりたい放題を許すのなら、私たちの国の未来は次のようなものになるのは目に見えています。「そこで現れてくるのが、諸々の劣化です。‥‥右傾化、反知性主義、排外主義などがその典型ですが、それが排除の統治原理と結びつくときに生じる現象が、ファシズムです。排除された対象にどす黒い欲望をぶつける大衆がいて、政治もそれを煽る。これがファシズム的の社会のあり方です。それは無残としか言いようがない代物ですが、いま日本はそのような状態に近づいています。」(白井聡 「戦後政治を終わらせるー永続敗戦の、その先へ」2016 NHK出版)

 いまだに「民主党政権ではうまくやれなかった、やっぱり政権担当能力があるのは自民党だけだ」と考える有権者は多いようです。「投票する政党がない」とか「投票したってどうせ何も変わらない」という「いいわけ」をして棄権するのもよくあるパターンです。

 しかし今回はそんな言い訳は通じません。日本の民主主義が危ないのです!司法も行政も三権分立をなし崩しにされ、独裁は着々と準備されつつあるのです。国民よりも国家を優先する憲法を作ろうとする勢力をこれ以上野放しにすることはできません。今回の選挙で政権を変えられるわけではありませんが、人格形成と言うことを忘れたような幼稚な人間の暴走をまず止める必要があります。棄権すれば、政治家や官僚に対して、自分を好きなように収奪してよい、それに対して何も文句を言うつもりはないという意思表示になってしまうのです。自民党以外の候補者に投票しましょう!「そんなことすればまた混乱し、何も決められない政治が続くではないか」ということを言っている場合ではないのです。このまま安倍政権の暴走を許せば、あっという間に本当の奴隷国家になってしまいます。今から言えますが、選挙後のアメリカとの貿易交渉では巨大な妥協を迫られ、唯々諾々と受け入れることでしょう。これが今の自民党であり安倍政権なのです。安倍政権の暴走を止めましょう!

2019/6/28

ロックの王道、あいみょん!

2019年6月 エンドウの花

 6月に入って野山は命まっ盛りです。特に野鳥は繁殖最盛期で、今年初めて家のすぐ側の松に巣を懸けたカラスのひなも、この二〜三日巣立ちを試みています。朝早くから親鳥との掛け合いがうるさいほどで、グアァ、グアァと鳴くのがまだ幼さ丸出して親のカアー、カアーがいっそすっきり感じてしまいます。いつまでかかるのやら。一方畑の中も開花が相次ぎます。ありふれていて見過ごしてしまいそうになりますが、よく見るとなかなか美しいものです。エンドウの花も訳あってこのような姿なのでしょうが、思わずその訳を聞いてみたくなります。

 こんな豊かな季節に私にも出会いがありました。私の中では何十年ぶりのロックの王道、あいみょんです。初めて耳に入った日本語の流れと腹の底から出る太めの声に反応してしまいました。懐かしいようなギターとドラムのアレンジが70年代風で、小細工のないところが好ましい。なにより日本語をこんな風に繰り出す疾走感がとても新鮮なのです。ついに日本語のロックが登場した、と思いました。歌っている内容は過ぎ去った恋の思い出なのですが、描き方がその激流を激流のままに言葉にのせています。決して「過去の思いで」なんかではなく、決して後悔なんかではなく、自分の中では今もあの時の熱さがまだほらこんなに残っている、しあわせだった!全存在をかけた烈しい恋だったんだ!というありさまを、声と、ことば(日本語)と、独特の言葉の切り分け方と、バックのギターとドラムにのせてせつなく烈しく濁流で通り過ぎるのです。

 長くこんな全力歌唱を聴いていませんでした。あいみょんのふてぶてしそうな風貌や何か不穏な雰囲気が新しい日本語の使い方に似合います。彼女のすべてがロックです。冷静に過去を分析したりなんかしません。まるで犬か猫のように目の前の出来事に全力で反応した!支離滅裂な青春!なんていいんでしょうか。

 

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